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涙なしでは観られない 映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」(一部ネタバレあり感想)


2018年に公開された前作「 ブラックパンサー」の続編となる「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」が先週より公開されました。

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前作はMCU作品としては初となるアカデミー賞7部門ノミネート、内3部門を受賞。

監督のライアン・クーグラーさんを始め多くの黒人のキャスト・スタッフ陣が結集して
作られた異色の作品ながら、国内外問わず世界中で大ヒットし高い評価をうけました。

ワカンダ国という架空の国を舞台に、当時のアメリカ政権、アフリカや世界情勢を反映させた
社会性・メッセージ性の強いことが爆発的ヒットの要因のひとつでしたが
それを支えたのは何といっても主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンさん。

気高き国王としての品格と愛すべきスーパーヒーローとしての強さ・優しさ・凄みを見事に演じられました。

大ヒットを受け翌年から続編の計画が進む中、残念ながら2020年に彼は大腸癌の為に
43歳の若さでこの世を去ってしまいます。
自分もそのひとりですが、もう彼の演じる姿、ティ・チャラ/ブラックパンサーを見れないことに多くの人は悲しみにくれたことです。

そうした中、マーベル・スタジオと制作陣は「ティ・チャラ/ブラックパンサーは彼しかあり得ない」
続編を作るにあたりティ・チャラ役に代役を立てず、CGなどを使って蘇らせることもしないと明言。
チャドウィック・ボーズマンさんの訃報を乗り越え、彼の遺志を受け継いだ今作が完成したのです。

もうこの話だけで・・・心が震え涙が止まりません。
彼がどれだけ周りの多くの人たちから愛されていたのかが分かります。

続編もヒットを見込める中でのストーリー改変は致命的なのに
興行収入・お金に走ることなくリキャストしない決断が本当に素晴らしすぎます。

では、ここからはその渾身の作品の感想を。

以下一部ネタバレありになりますので。

 


観賞開始1分も経たないうちにもう涙が・・・

映画の中でも現実同様にティ・チャラ王子ことブラックパンサーは病に倒れる
そんな冒頭から一気に引き込まれます。

そして、MCUの定番となるオープニングのマーベルロゴの中に映し出されるのは
チャドウィック・ボーズマンさんの出演した作品の中での数々の姿。
ここで私は涙腺崩壊しました。

冒頭から泣いたのは映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観に行ったとき以来かな。
そのときの最短記録を更新しました。

今までたくさんの映画を観てきましたが、本作は他に類を見ない特殊な映画だと改めて感じました。
それは、現実世界の俳優の死と映画世界でのキャラクターの死をリンク・反映させた世界観であること。

そのことで現実世界同様に私たち観る側は、愛する存在を失ったそれぞれの登場人物たちに
すぐに感情移入すことができ、161分の長編映画の世界にどっぷりと浸かることができます。

ストーリーは前作に比べてもシンプルかつ王道。
愛するものを失った悲しみ・喪失、葛藤を乗り越え新たなブラックパンサーの誕生と継承。
ヒーローとは?
ワカンダの民の上に立つ国王のあるべき姿とは?をテーマに
未来に歩み進んでいくというものでした。

アクションシーンは前作にも増してスケールアップしていましたが
前作でも評価の高かった映像・美術・音楽の点。

アフリカの奥地・秘境の地である架空のワカンダ国の自然美とワカンダの人々の衣装から
圧巻の音楽までが映画の世界観を見事に作り上げていました。

個人的には特にクリストファー・ノーラン作品でお馴染み、映画音楽作曲家のハンス・ジマーさん
の作る繊細かつ壮大で独特な音楽が好きなんですが・・・
前作と今作でも音楽を担当したルドウィグ・ゴランソンの紡ぎ出す雄大なメロディーも
とても魅力的で好きになりました。

あるシーンでいきなりレッチリの「Can't Stop」のイントロが流れたときは
もう鳥肌!テンション爆上がりでしたね(笑)

そこでその選曲をしてくるなんて・・・センスも素晴らしい。

息子を失った母親であるラモンダ女王の気丈な姿。
またラストシーンでの悲しみと苦悩の中、葛藤し続けた妹シュリが亡くなった兄と向き合う姿には
心をうたれました。

エンドクレジットに流れる故チャドウィック・ボーズマンさんに捧げるメッセージ
再び涙が止まりません。

最初から最後まで彼へのリスペクトと愛に溢れた本当に素晴らしい映画でした。

悲しみの涙から始まり明日への希望の涙に終わる・・・
亡くなった人やどうぶつとの向き合い方も改めて考えさせられました。

ワカンダ・フォーエバー。

そしてチャドウィック・ボーズマンさんは永遠にブラックパンサーです。

チャドウィック・ボーズマン・フォーエバー!

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キャラクターは随時更新予定。

バカ夫婦の日常から猫たちとの日常まで

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今日も貴重な時間、最後までご覧いただきありがとうございます。


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