昨日の記事の中で、野生的な子ほど長生きしていたように・・・と綴りました。
長年の保護猫との暮らしの中、改めて今までの歴代の子たちを思い返すと
一番野生的で偉大なこの子の思い出が蘇ってきます。
愛猫たちを含む私たち家族に多大なる影響を与えてくれることになった
ハチワレ猫の愛称・あご。
今日は、そんなあごのことを写真とともに少しだけご紹介(^^)
・保護経緯
私がまだ小学生と小さかった頃です。
仕事が帰りの姉が、段ボール箱に捨てられていた生後数日の2匹の仔猫を発見。
家に連れて帰って来て人工哺乳をするも、あごはあまりミルクを飲んでくれず
次第に弱っていきます。
一方、もう1匹の白猫はグビグビと飲んでくれていました。
そんな数日後のある日、事態は急変。
元気そうに見えていた白猫の方が亡くなってしまいます。
不思議なことに・・・
それを境にあごは、ミルクを飲み始めていき・・・
そのときのまだ小さかった自分には、何が起こったのか理解することができませんでした。
今、思い返しても不思議なことですが
白猫は、自分の命と引き換えにあごを助けてくれたのかもしれません。
あごの中で生き続けていた・・・
そんな気がします。
・初めての愛猫
私や兄弟が生まれる前にも、野良猫が家にやって来たことがあったそうですが
保護をして本格的に猫を飼うことになったのは、この子が初めて。
猫と触れ合ったのは、もちろん私にとって初めての経験でした。
当時、うちには先住犬にビーグル2匹(うち1匹保護犬)がいたんですが
とても仲が良かったです。
・狩猟本能と賢さ
はじめの飼い方は、今のように完全室内飼いではなく
半室内飼い。
外に出たい時には、出してあげていました。
今では考えられない危険な飼い方をしていたなぁと思う(^-^;
元々の性格とそうした環境下だったためか
狩猟本能がずば抜けており
トカゲを捕まえて持ってくるのは、しょちゅう・・・
あるときは蛇を咥えて・・・大きな鳩を捕まえてきたこともありました。
帰りの時間が遅い日には、私が高音の口笛を吹くと
どこからともなくニャーーーーーと返事をしながら
玄関まで走って必ず帰って来るという賢さ。猫笛??
興味津々、
鱗一枚一枚匂いを嗅ぐw
当時飼っていた10羽以上の文鳥や※保護鳥獣たちにも一切危害を加えなかったことです。
おそらく自分自身と同じように、大事にされている家族の一員だということを
まだ子鳩でネットに絡まっていたところを祖母が発見し、大きくなるまであごも見守り
自然にかえしてあげました。
※野鳥を飼育することは、現在法律で禁じられています。
・先住猫としてのあご
次第に保護して迎え入れる猫も増えていき、あごは最古参先住猫へとなっていきます。
新参者は、ほとんどが仔猫の状態。
高齢になってくるにつれて、騒がしい子猫を嫌う子が多い中でも
あごは、母性も兼ね揃えていたので優しく迎え入れてくれました。
ときには厳しく、多頭飼い猫社会の気高きボスとして長く君臨。
・そして最長寿猫へ
22才、人間でいうと約106才。
腎不全のため、旅立ちます。
初めての保護猫にして、うちの歴代最長寿猫となりました。
にゃん太郎・ミント・ラムとの貴重な4ショット
現在8匹いる保護猫の中でシニア世代にあたるこの3匹は、あごの事をよく知る子たち。
遠い昔の歴代の子たちとこうして一緒にいた経験のある子が、今も暮らしている姿・・・
ふと面影がみえてくることもあり
なんだか感慨深いものがあります。
初代保護猫・あごからは、それまで猫のことをよく知らなかった私たちに
たくさんの事を教えてくれました。
猫の魅力、かわいさ、病気の事、晩年の気丈な姿に至るまでたくさんのことを・・・。
そしてその出会いは、後に続いていく
家族それぞれの野良猫やどうぶつを保護するという行動に繋がっていきました。
今も一緒に暮らしている子たちも、虹の橋で待つあの子たちも
「あご」との出会いがなければ
その小さな命を助けることすら出来なかったかもしれません。
まだまだ書ききれない思い出や想いもたくさんありますが・・・
熱くなりすぎてしまいそうなので(^-^;
本日は、私たちにとって愛おしく偉大な存在「あご」のことを
偲びながら
少しだけ紹介させていただきました。
おバカ夫婦の日常から猫たちとの日常まで良かったらご覧になって下さい。
今日も貴重なお時間、最後までご覧いただきありがとうございます。
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